「アダルトチルドレンには、どんな種類があるの?」
生きづらさを感じている人にとって、自分がどんな傾向を持っているのかを知ることは大きなヒントになります。
私自身も「タイプ分け」を知ったとき、自分の行動パターンに名前がついたような気がして、すごく安心したのを覚えています。
この記事では、代表的な6つのタイプを紹介しながら、それぞれの特徴や背景をわかりやすく解説していきます。
アダルトチルドレンはタイプ別に理解するとわかりやすい
アダルトチルドレン(AC)の人たちは、育った環境によって似たような行動パターンを身につけることがあります。
タイプ別に整理することで「だから私はこうなんだ」と理解しやすくなり、回復への第一歩にもつながります。
ただし、必ずしも1人が1つのタイプに完全に当てはまるわけではありません。複数のタイプを併せ持つ人も多いので、あくまで「理解の目安」として受け止めてください。
代表的な6つのタイプと特徴
ヒーロー(英雄)
家族の期待を背負い、「しっかり者」「優等生」として振る舞うタイプです。周囲から認められることで自分の存在価値を保とうとします。
一見すると頼れる存在ですが、内心は「自分が失敗したら家族が崩れる」というプレッシャーを抱え、孤独感や自己否定に悩むこともあります。
私はまさにこれ!きょうだい間の争いを勝手に感じてしまってて、他のきょうだいに負けたくない!とか、私も同じレベルじゃないと家族としていられないってプレッシャーを持ちながら過ごしていました。
スケープゴート(生贄)
家族の中で“問題児”の役を担うタイプです。家庭の不安定さや親の問題から注意をそらすために、わざと反抗したり問題行動を起こしたりすることがあります。
周囲からは「手がかかる子」と見られがちですが、その裏には「家族のバランスを保とうとする役割」が隠れています。
私はこれはなかったかなぁと思ってたんですが、きょうだいの中では一番闇があったと思います(笑)
反抗期と呼べるような時期がなかったけど、いい子・できる子プレッシャーからの学校に行けなくなった時期もあったし、反抗という表現が正しいのかはわかりませんが、自分の気持ちと周りの期待のズレに悩んでた時期はありました。
ロスト・ワン(存在しない子)
「いない子」のように目立たないことで家族の中で生き延びようとするタイプです。自分の存在を消すように振る舞い、部屋に閉じこもる、趣味の世界に没頭するなどが特徴です。
表面上は大人しい性格に見られますが、心の奥には「理解されたいのにできない」という孤独を抱えています。
私はいない子のように目立たないようにしていたって意識はないですね。ただ、1人でいるのが好きだったり、趣味の世界に没頭するのはあるので、うーん、無理に結びつけなくてもいいのかな?
ケアテイカー(世話役)
家族の中で“サポーター”の役を担い、親やきょうだいの感情を背負い込むタイプです。人の世話をすることで自分の存在意義を感じますが、同時に「自分の気持ちを後回しにするクセ」が強くなります。
大人になってからも、人間関係で「尽くしすぎる」「自己犠牲的になる」ことが多いです。
うわ〜!これこれ!まさに私(笑)好きでそうなったわけではないけど、もうきっかけも何も覚えていないくらい刷り込まれてます。だから今でも意識的に自分の気持ちを隠さないように、ちょっとしたことでも立ち止まったり、また後回しにしそうな兆候があるときは、一呼吸置いてから判断したりしてます。
ピエロ(道化師)
家族を和ませるために、いつも明るく振る舞うタイプです。おどけたり笑わせたりすることで場を和ませますが、実際には「本音や辛さを隠す仮面」になっていることもあります。
「明るい人」「ムードメーカー」と見られる一方で、心の奥に深い孤独や悲しみを抱えていることも少なくありません。
これは…うん、ちょっと判断するのに難しい部分かなと思います。
本当に楽しいことが好きでそうしてる人もいるし、みんなを笑わせていたけど、本当はしんどかった気持ちの人もいるだろうし…
私もどちらかというとひょうきんな方なので、笑ったりしてる空間が好きです。
でもこれは何かを隠してるわけではないし、でも昔と今では感情の持ち方が変わって、何か裏があるものではなくなったのかもしれないし。これは自分でも深掘りしたい部分ですね。
イネイブラー(支援者)
他人の問題や依存を支えてしまうタイプです。相手に尽くすことで関係を保とうとしますが、その結果「相手の依存を助長してしまう」こともあります。
表向きは優しく献身的ですが、自分を犠牲にする傾向が強く、境界線を引くのが苦手です。
これは、私は無意識的にやってしまってますね。。(;’∀’)
おせっかいを通り越してしまうことが過去に何度もあったな。。。と
それで自分が勝手に傷ついたりね。もう当の本人は解決済なのに自分はまだ終わってなくない!?と、ほんとに余計なお世話よね。
複数のタイプが重なることもあります。
「私はヒーローだけど、ケアテイカーの要素もあるな」というように、複数のタイプが混ざり合うことは珍しくありません。
むしろ多くの人がいくつかの要素を持っていて、状況や相手によって表れ方が変わることもあります。
私もタイプを知ってから、自分はどのタイプの一面もあるし、これは自覚あるってこともあるから、その場面によって自分を使い分けていたのかなと思います。
タイプを知ることは自己理解の第一歩
自分のタイプを知ることは「こういう行動には理由があったんだ」と理解するきっかけになります。
大切なのは「自分を責めること」ではなく、「今までの自分を理解してあげること」。
自分のタイプを知って、行動の意味が分かると自分の心の動きや内面に持っていることが少し見えてくるのかなと思います。
まとめ
アダルトチルドレンの種類は大きく分けて6つ。
ヒーロー、スケープゴート、ロスト・ワン、ケアテイカー、ピエロ、イネイブラー――。
これらは「役割」として身につけたものであり、生まれつきの性格ではありません。
タイプを知ることで自分を理解しやすくなり、回復への一歩につながります。完全に当てはめる必要はなく、「理解のためのヒント」として活かしていきましょう。